2008.10.05【小原定例活動】 

今日は小原での定例活動日でした。前回の小原の参加者は過去最低記録を更新しましたが、今回は大丈夫でした笑
だいぶ涼しくなってきていて、日が落ちるとTシャツだけではかなり寒いです。
先月はたくさんいたカエルが今回は見られませんでした。もう寒いから冬眠したんですかね〜。この時期になるとカミキリムシも見られないので寂しくなります。あ、山の中でサワガニは見つけました♪
活動写真

《つくる》
久しぶりの経路作りです。小原での活動はずっと経路作りが多かったのですが、ここのところ違うことをやっていたのでかなり久しぶりに感じました。
山の下のほうに積んである木材を切って杭にして上まで運んでいったのですが、かなり重くて大変だったようです。(私は運んでません笑)
経路作りは木槌(掛矢といいます)をつかう人が体力勝負です。私も何本か杭を打ちましたが、終わった後握力がなくなります(’’;)
写真はその掛矢(かけや)を使って杭を打っているところです。
活動写真 活動写真
同時進行で、ボサ刈りと倒木整理を午前中1人、午後2人が行いました。ボサ刈りとは景観のために下草を刈ったり、アオキなど他の草木の成長を妨げてしまうような植物を切ったりする作業です。景観のために草を刈るというと悪く聞こえるかもしれませんが、見通しが悪くなると森全体を見れなくなるため良い選木が難しくなるそうです。
今回作業を行った中里山付近には昔間伐した木が斜面の下方向に向かって縦に倒れています。斜面と同じ向きに木が倒れていると、そこを水が通り道にするので土が流れてしまってよくありません。この倒木を斜面に平行な向きに直すだけで土留めの役割を果たしてくれます。
でもこれがかなり大変!なのですが、終わった後の達成感が♪

こんな感じで今日の作業は終わりました。また今度も読んでください(^^*)


 
2008.10.13【小原自然観察会】
 
今日は緑のダムも関わっている小原活性化プロジェクトの一環で、小原自然観察会が行われました。
アーバンナチュラリスト*の内野さんの案内で、一般の方と市役所の方も一緒に小原に出来上がりつつあるハイキングコースを歩きました。
改めて気をつけながら歩いてみると、いろいろと面白い植物がありました。特に今回はきのこがたくさん見られ、猛毒の白いキノコ、ドクツルダケ(デストロイング・エンジェルという異名が・・・!)も見られました。というか、毒キノコ、多すぎます。
ハイキングコースといってもまだこれからできる未整備の道なので、道幅が狭すぎて斜面から落ちそうになったり、傾斜や段差がきつくて滑り落ちたりと、ゆっくり自然観察どころではない場所もありました笑
内野さんはとてもお話がうまくて、ずっと聞いていても飽きないような面白い話をたくさんしてくれました。私たちが普段活動しているところは経路を作っているところに限られているので、知らなかった小原をたくさん見ることができました。以下、もりのばからの参加者の感想です☆

●2回目の自然観察会だったので前回教わったジュウモンジシダやリョウメンシダ、ゼンマイ、イノデなどの特徴の復習ができて、より覚えられました。書ききれないくらい沢山の植物やキノコについて聞き、それを知ることで森がどんな状態なのかを知る指標になることを楽しみながら学ぶことができました!

ひろいし

●樹木の特性によって生存空間が異なる!

今回はモミの木に注目してみてひとつ勉強になりました。

モミは25mを超える高木で、尾根すじに列をつくるように生えます。
尾根は水分が少ないために比較的厳しい環境と言えますが、モミは条件の良い場所では他の樹木に負けてしまうために自分の生存をかけて尾根に植生するのです。
まさに生態系の中での生きるか死ぬかの戦いを感じました。

また樹木の特性を理解していけば、その森がどんな森なのか理解できると思いました。

たきざわ

●活動でよく目にしていたものの、名前も知らなかった植物が今回の説明を受けてどのようなものかわかった。
また、小原の活動で作った経路を歩いた時に今後経路を作る時の改善点と実際に登るときに役立っているとわかって良かった。

さいとう

●降りているときに、滑って転んで大変で・・・登っているときの記憶が途切れがちに・・・(ノд<。)゜。
キノコがじめじめしている所ではなく、さわやかな所のほうが生えやすいってことに驚きました。それと植物の名前をいろいろと知れたのが収穫です。

こばやし

●今回の観察会の主役のキノコについてです。
木から離れた地面に生えているキノコも、実は菌糸で木の根と繋がっているらしいです。
菌糸を伸ばして、木の細かい根の先を鞘状につつんで、根を寒さや他の菌から保護する。そのかわり、キノコは木から栄養をもらう。
そんな関係が自分たちの見えない場所でもしっかりと行われていました。だれが考えたわけでもないのに、生態系はほんとうによくできています。驚いたし、感動しました。
きっとまだまだ私たちの知らない不思議な関係が沢山あるのだと思いました。その一つを今日知ることができました。

以上で報告をおわります。  じんぐう

*アーバンナチュラリストとは・・・「街は自然の入り口」をコンセプトに、横浜、川崎、鎌倉、逗子、横須賀、丹沢などで自然観察会や、自然遊び、ネイチャークラフト教室、インドア自然講座など、さまざまな催しを企画、指導しています。

2008.10.25【ウォークモリー】
 
25日に、大学生を対象とした日帰りキャンプイベント、「ウォークモリー」を行いました。
森を楽しんでもらう、というコンセプトで、ネイチャーゲームや森林散策、間伐体験、木を使った工作、ナイトハイクを行いました。

くわしくは後ほど・・・☆

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