■□Forest Nova☆とは□■

日本の森は今

日本は国土の約7割が森林で覆われています。そのうちの4割は「人工林」という、木材生産のために人が作った森です。人工林は元々人が作り出した森なので、適切に管理をすることが必要となります。
中でも、「間伐」という木を伐って間引き、減らす作業は特に大切です。間伐を行わないと、木が混みすぎて森の中が暗くなり、木の生長が悪くなるだけではありません。他の植物が育たず、昆虫や動物が生きられないため生物多様性が低下します。地面に草が生えていないので、雨が降ると土が流れ出し、土砂災害が起きやすくなります。さらに、土が流れてしまうために水を溜め込んだりきれいにしたりする機能が弱くなってしまいます。
今、国内で使われる木材の約8割が輸入されたものです。日本の木が売れないために、人工林は各地で放置されています。そして放置され、間伐の行われていない人工林は森本来が持っているさまざまな機能を失っていきます。
日本には沢山の森があって、一見するとどこも緑で覆われています。しかし、日本の森の4割を占める人工林の多くは、暗くて生き物もいない、災害の起きやすい森になっているのです。

  

Forest Nova☆とは

Forest Nova☆(略称:もりのば、FN☆)は、日本各地で起こっている「森林の荒廃」という問題をなんとかしたい!という思いから様々な大学の学生が集まった学生団体で、主に人工林をテーマに活動しています。現在麻布大学が中心になっており、桜美林大学や女子美術大学からも学生が参加しています。

「森と人の共助共生社会をめざす」という理念のもと、「森を作る」「森をいかす」「森をつなぐ」「森を知る」という4つの活動方針に沿って活動を行っています。主な活動内容は人工林の整備や国産材普及・啓発活動、環境教育などで、ミーティングは毎週行っています。

  

団体理念

『森と人の共助共生社会の実現を目指す』
森と人がお互いに助け合っていくことで、お互いが幸せに生きていける社会。そんな社会を目指して、Forest Nova☆は活動を行っています。

  

活動方針

Forest Nova☆は、「森をつくる」「森をいかす」「森をつなぐ」「森を知る」という4つの活動方針に沿って活動を行っています。

森をつくる―生き物が多様な森を目指して―
施業計画を立て、間伐や経路作り、土留めなどの森林整備を行う活動。
森をいかす―国産材を普及させるために―
間伐材を山から降ろし、加工して間伐材製品を作るワークショップを出展するなどの活動。
森をつなぐ―森と人の関係を身近にするために―
ワークショップ内での森の現状を伝える紙芝居の実施。森林体感イベントの開催。その他の発信活動。
森を知る―本当に意味のある活動を行うために―
植生調査、勉強会の実施。活動記録。

  

団体概要

設立:2006年12月
代表:瀬戸 智大(麻布大学 生命・環境科学部 環境科学科3年)
運営メンバー:15人
活動メンバー:多数

  

  

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